法律を理解しよう!賃貸住まいの人の権利と義務

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分譲マンション賃貸の実情

かつては高値の花だった首都圏を中心に立ち並ぶ高層マンションが、近年の不景気の影響を受けて、どんどん値下がり傾向にあります。
これは消費者にとってはうれしい現象ですね。
さらに賃貸住宅として市場に出回り始めているとしたら、どうでしょうか。
今年に入って、管理業務登録制度が制定されましたが、その業務規定の1つ、サブリースを行っているマンションが増えていると言うことです。
もとは分譲マンションだった事から分譲賃貸と呼ばれる物件です。
なぜに高級マンションがそのような事になるのか?
その謎は分譲マンションの多くがお手頃価格で売れるようになった事で、さらに利益倍増を狙って賃貸市場に参入してきたユーザーが増えてきたことによります。
初めからマンションを商品として購入した人も多いようです。
一時マンションブームで、ばかみたいに乱立した時代がありましたが、ようやく完成した頃にはブームが去っており、逆に空室埋めに四苦八苦する羽目になってしまいました。
不動産投資の難しさが、思いがけないところで露見した事になります。
投資家にとっては痛い経験ですが、借りる立場で言わせてもらうなら、通常の借家とは比較にならないほどのゴージャスで高級素材をふんだんに使用された、あたかも御殿のような物件を、手ごろな経費で借りることができるなんて、まるで夢のようです。
おおよそ高級住宅は、万全なセキュリティー対策がなされており、建物自体が頑強に出来ているので、いざと言うときには安心です。
特に高齢者や女性の1人住まいにももってこいです。
当然人気は鰻登りでしょう。
一般の借家のように、薄い壁1枚で、隣近所の生活音に悩まされる事もないのです。
ところが、何もかも好条件揃いと思える物件に、問題が次々と勃発しているという情報が舞い込んできたのです。
いったいどういうわけなのでしょう。
最も多いのは、賃貸として貸し出しを始めたもともとの居住者と、借り主との間で起きたトラブルです。
分譲マンションを購入する人は終の棲家として購入する人が多いので、最後まで大事に使おうという意識が非常に高いのですが、安く借り入れた人は、もっと気楽に考えている人が多いようです。
そもそも集合住宅自体が、共用ペースと私用ペースの境目が大変わかりにくい面があります。
家にガタが来ても、修繕は大家がするものだという意識が強いので、ほんとに気楽なものです。
使い方の荒さが若干目立つのは仕方無いかもしれません。
さらにこれまでにはなかった騒音トラブルまで発生しています。
ルールを守らない悪質ユーザーもいます。
分譲賃貸で優雅に間借り人生を送ろうと入室してきた人にとっても、利益追求で貸した人にとっても、現実は厳しいということでしょう。
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